ひいろのブログ

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サイコパス診断【本当に怖いのは隠れた異常性】

サイコパス診断のイラスト

最近サイコパスって言葉をよく聞くようになったと思います。

ヤバいって言葉の代わりに『サイコパス』や『サイコ』みたいな言葉が使われている場面もよく見かけます。

しかし、サイコパスとは実際にどういう人のことで、どうやって見分けるのかを知っている人は少ないです。

そこで今回はサイコパスかどうかを見かけられるサイコパス診断を紹介します。

まずはサイコパスの特徴から見ていきましょう。

 

サイコパスの特徴

サイコパスの特徴

犯罪心理学者のロバート・D・ヘアはサイコパスについて下のように定義しています。

 

・良心が異常に欠如している

・他者に冷淡で人に共感しない

・慢性的に平然と嘘をつく

・行動に対する責任が取れない

・罪悪感が皆無

・自尊心が過大で自己中心的

・口が達者で表面は魅力的 

 

最後の特徴からわかるように、サイコパスというのは精神病ではなく、ほとんどが普通の暮らしを送っています。

つまり普段はその異常性が隠れているからこそ怖いんですね。

サイコパスの人は脳の前頭葉という部分に異常があるとされ、健常者の脳波とはまったく異なるものが出ています。

そのためサイコパスは遺伝によるものだという意見が最近では主流になっています。

 

サイコパス診断

それではさっそくPCLという本物のサイコパス診断テストを紹介しておきます。

PCLは先ほど登場したロバート・D・ヘアが作成したテストで、現在もっとも一般的に用いられているサイコパス診断テストです。

ただし、このテストで人を判断するにはしっかりとした訓練が必要です。専門家以外の人が自分や周りの人をPCLで診断するのはやめましょう。

ここではこういうものがあるんだ、へーくらいの感覚で見てもらえればなと思います。

 

PCL

1、口達者

2、過去におけるサイコパスあるいは類似の診断

3、自己中心性/自己価値の誇大的な感覚

4、退屈しやすさ/欲求不満体制の低さ

5、病的に嘘をついたり人を騙す

6、正直さの欠如

7、良心の呵責あるいは罪悪感の欠如

8、情緒の深みや感情の欠如

9、無神経/共感の欠如

10、寄生虫的な生活様式

11、短気/行動のコントロールの欠如

12、乱行的な性関係

13、幼少期からの行動上の問題

14、現実的で長期的な計画の欠如

15、衝動性

16、親としての無責任な行動

17、数多くの結婚離婚歴

18、少年時代の非行

19、保護観察あるいは執行猶予期間の再犯の危険性が高い

20、自分の行動に関する責任を受け売れることができない

21、多種類の犯罪行為

22、薬物やアルコールの乱用が反社会的な行動の直接的な原因ではない

 

各項目は0,1,2点の3点法で採点し、合計点で評価します。点数が高いほどサイコパスとしての素質があることになります。

具体的には30点を超えるとサイコパス、20点未満だとサイコパスではないと判断されます。

自分で遊び半分でやってみるのはいいかもしれませんが、どれも一人でやろうとすると主観的な判断になってしまい、専門家でないと扱えないことがわかるとおもいます。

 

 

巷で出回ってる心理テストは嘘?

心理テストに科学的根拠はない?

『サイコパス診断』というワードで検索すると、ここで紹介したロバート・D・ヘアのものではない4択のものや記述式など、様々な心理テストが出てくると思います。
それらの多くは実は、科学的根拠のないものであることが多いです

そもそも心理テストとは通俗心理学(ポピュラー心理学とも言われます)というものから生まれたものです。

この通俗心理学というのは学術的な心理学の知識を持たない人が心理学だと思い込んで居るものであり、非学術的な単語や理論で構成されているものです。

要するにエセ心理学って事です。だから結局そのような心理テストって占いと変わらないんですよね。

自分に都合の良い事実だけ受け入れる、あるいは都合の良いように解釈しちゃいましょう。

また、よくよく心理テストの選択肢の答えを見たら、結構誰にでも当てはまりそうなものばかりだったりします。

これは心理学的にはバーナム効果というものを利用したものです。バーナム効果については下の記事で詳しくまとめてあります。

バーナム効果を利用した会話術についても紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。

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