今回は失敗しても引きずらないメンタルになる方法を紹介していきます。
失敗って失敗した時ではなくそのあとが問題なんですよね。失敗の被害自体はもう収まってるのにその後も無駄にズルズルと引きずってしまう。
そうすると集中力やモチベーションが下がってしまい、また別の失敗を引き起こしてしまう。
ではこんな悪循環から抜け出すにはどうしたら良いんでしょうか?
さっそく見ていきましょう。
失敗を気にしてしまう理由
そもそも失敗といった嫌な記憶って、成功のような嬉しい記憶よりも強く長く残りますよね。なんでなんでしょうか?
これには2つの要因があります。
1つは人間の防衛本能によるもの、もう1つは失敗に納得できていないということです。
人間の防衛本能
人間の脳は失敗した記憶の方がより強く意識されるような仕組みになっています。
なぜなら失敗した記憶を残していた方が、そこから成長して、より生き残れる確率が高まるからです。
例えば、次のような状況を考えて見てください。
あなたが森を歩いていると、美味しそうな木の実がありました。それを食べてみると甘くてとっても美味しい。
しかし、1時間もすると急にお腹が痛くなってきました。どうやら毒が含まれていたようです。
この状況で仮に美味しい木の実を見つけたという成功した記憶が強く残ってしまったらどうなりますか?
おそらくまたこの木の実を食べて腹を壊しますね。もしかしたら死んでしまうかもしれません。
しかし、食べた木の実が毒入りだったという失敗した記憶が強く残ったら、もうお腹を壊すことはありませんね。
このように失敗した記憶が強く残るというのは、人間の防衛本能の一種なわけです。
失敗に納得できていない
失敗の中でもその失敗に自分が納得できていない場合は、記憶に強く残ります。
人間は物事に理由を求める生き物ですから、それがはっきりとしていないことは自然と頭に浮かんできてしまうのです。
そして何度も頭に浮かんでくるうちに、忘れられなくなってしまうのです。
理不尽な理由で誰かに叱られたときや、何かの事故に巻き込まれた時などがこれですね。
以上の理由でネガティブな出来事というのはポジティブな出来事よりも、記憶に残りやすくなっています。
失敗を気にしない方法
失敗をズルズルと引きずらずに気にしないようにする方法ですが、こうすればすぐに気にしなくなるといった方法はありません。
本能的なものに抗うというのは難しいことですからね。
しかし、普段から2つのことを意識して癖付けすることで失敗をひきづらないメンタルを手に入れることが出来ます。
それはすぐに論理的に考えることと、ポジティブな思考を身につけることです。
論理的に考える
やはり本能に打ち勝つには理性しかないということで、失敗をしたらすぐに論理的に考える癖を付けましょう。
なぜ自分はこの失敗をしたのか?次はどうすれば失敗しないか?
この2点を自分の中で冷静に考えましょう。
そのあとに『失敗を悔やんで意味があるか?自分に得があるか?いやない』と反語のごとく自分に自問自答します。
これらのことを失敗するたびに行うことで、だんだん失敗を引きずらないメンタルが形成されていきます。
ポジティブな思考を身につける
やはり失敗を引きずる人には些細なことも気にしてしまうネガティブな人が多いです。
そこで思考をポジティブにするというのも解決策の1つになります。
これも先ほどと同じで一朝一夕には身につかないものですが、普段から以下のことを習慣付ければだんだんとポジティブに変わっていきます。
- 毎日日記をつける
- 1日を振り返って自分を褒める
- 胸を張り良い姿勢を心がける
- 適度な運動をする
おわりに
いかがでしたでしょうか?
失敗を引きずってしまうのは人間の本能的なものが関係していました。
だから失敗を気にしてしまう自分を嫌いになったり責めたりはせずに、今回紹介した方法を実践して少しずつ変えていきましょう。
まずは失敗を気にする自分を気にしないところから始めてはいかが?