ひいろのブログ

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心理学の種類を分かりやすく解説【2019年最新】

最新の心理学の種類

今回は心理学の分野の種類とその内容について説明していきます。

メンタリストDaigoさんをはじめとするメンタリストのメディア露出によって、心理学の注目度がどんどん高まってきてますね。

中には心理学を学びたいと考える人も多いはずです。しかし、心理学にはたくさんの種類があります。

認知心理学、知覚心理学、行動心理学……などなど。

どれも似たような名前で一体どれを学べばいいんだって迷ってしまう人も多いと思います。

そこでこの記事ではそれぞれの分野の内容について簡単に説明していきます。

それではさっそく見ていきましょう。

 

基礎心理学と応用心理学

心理学は大きく分けると基礎心理学と応用心理学の2つに分けられます

基礎心理学はその名の通り、心理学という学問を支える基礎を研究する分野です。人間の心理に関する普遍的な法則を探求します。

例えば、人はどうやって物事を記憶しているのか、怒りという感情はどういうものなのかといった問題は、すべての人々に当てはまる普遍的なものですよね。こういったものを研究します。

一方で応用心理学というのは、基礎心理学により判明した法則をわたしたちの実生活に当てはめて、問題解決や生活向上に役立てようというものです。

例えば、鬱病患者の治療法を考えるというのが応用心理学で、これを研究するには人の心理に関する基礎的な知識が必要ですよね。

では次に基礎心理学と応用心理学のそれぞれについて、もっと詳しくみていこうと思います。

 

認知心理学

認知心理学のイラスト

まずは基礎心理学から紹介します。

認知心理学とは人間の知覚や記憶、理解と学習、問題解決や意識状態について深く研究する心理学です。

人間が記憶した情報がどのように頭の中で処理されるのかを主に扱っています。

1960年頃から活発に研究されるようになり、これがコンピューターの発展する時期と重なったため、人間=パソコンというような考え方のもと発展していきました。

認知心理学は現在の心理学の主流になっています。

 

 

学習心理学

動物の学習心理学

学習心理学は、人を含む動物が過去の経験によって、どのように行動が変化していくのかを研究していく分野です。

人間には本能的(生得性)な行動と、学習的行動の2つがあります。

例えば梅干しをイメージすると口の奥からジュワっと唾液が出てきますよね。あれは過去に梅干しを食べて酸っぱかったという経験をしているから起こる学習的行動です。

学習心理学はこういった学習性行動の原理を探求する心理学です。

 

行動心理学

行動心理学とは、人間の行動を観察することにより、人間の心理を解明していこうという分野です。

人がどう感じたかというのは、その人に聞くことでしか分かりません。

しかし、その感じ方というのは、個人差があったり、バイアスがかかっていることもあり、科学的に信用できる材料かと言われると不安ですよね。

そこで人の行動に注目しようというものが行動心理学です。嫌いな人に会うと人は眉間が動いたり、嬉しいことがあると頰が緩んだりと、人の行動は嘘をつきません。

行動心理学はこれまでの心理学の発展に大きく貢献してきました。

 

知覚心理学

目の錯覚

人間の持つ知覚の働きを研究するのが知覚心理学です。

知覚とは動物が外界の事象や事物および自己の状態を直接的、直感的に捉える働きや過程のことです。

人間の知覚というと、視覚、嗅覚、聴覚、味覚、触覚の5感というのが一般常識ですが、現在では視覚、嗅覚、聴覚、味覚、皮膚感覚、内臓感覚、自己受容感覚、運動感覚などが人間の知覚とされています。

例えば目の錯覚について研究しているのが知覚心理学です。

一見すると、心理と関係ないように思えますが、人の心理は外部刺激による影響を大きく受けます。そのため知覚を研究することは心理の研究にもつながります。

 

神経心理学

神経心理学とは、脳を中心とした神経系と、言語・認知を中心とする精神機能との関わりを探求して行く学問です。

例えば脳の前頭葉は意思決定や計画性といった精神機能と関係しているといったことは神経心理学の分野です。

元々は事故などにより脳の損傷を受けた患者の高次機能障害について正確に把握することを目的として作られた学問でした。

 

生物心理学

生物心理学のイラスト

生物心理学は生理的方法も用いて、人の心理的過程を解明しようという分野です。これだけだとちょっと分かりにくいですね。

例えばある感情状態の人の自律神経系(心拍数、皮膚電気活動、呼吸など)を測定して、関係性を探っていくのが生物心理学です。

 

発達心理学

発達心理学は人間が年をとる過程で、心がどのように変化して行くのかを探る学問です。特に精神の未成熟な子供と関わる機会の多い、保護者や教育関係者の人に役立っています。

 

社会心理学

社会心理学のイラスト

社会心理学は、日常における人の心理について研究する学問です。個人レベルから、組織、国民全体の行動までを扱います。

例えば集団心理や群衆心理についての知識があれば、政治家や社長といった人をコントロールする立場の人に役立ちますね。

 

 

臨床心理学

ここからは応用心理学です。

臨床心理学は精神的な健康状態の維持・回復を目的とした学問です。例えば鬱病の予防法・治療法を考えるのがこの臨床心理学ですね。

『臨床心理士』という公的資格を持つカウンセラーの方たちは、臨床心理学を基盤にカウンセリングや援助を行っています。

精神科医が学ぶ『精神医学』と混同されることがありますが、まったくの別物なので注意しましょう。

 

犯罪心理学

犯罪心理学のイラスト

犯罪心理学は、犯罪者の心理や環境を研究することで、犯罪予防や犯罪捜査に役立てようという学問です。

例えば模倣犯はなぜ起こるのか、なぜ非行に走る少年が出てきてしまうのかといった事を研究しています。

 

産業心理学

産業心理学とは、産業活動全般において、そこで発生する様々な問題を心理学的な見地から研究して行く学問です。

産業心理学は主に下の3つの研究分野に分けられます。教育心理学は乳児期から青年期にかけて、人の心がどのように発達して行くかを研究する学問です。

 

発達心理学

発達心理学について教育に関わる部分にフォーカスしたような学問ですね。効率的な学習方法や、人格形成方法などを考えます。

 

災害心理学

災害心理学はその名の通り、災害を通した人の心理的過程を研究する分野です。

地震、台風、洪水、火山噴火などの自然災害だけでなく、家事といった人為的災害、労働災害や家庭内災害といった産業災害も扱います。

災害心理学は災害のストレスや心理変化、PTSDといった二次被害の防止などにも活かされています。

 

スポーツ心理学

スポーツ心理学のイラスト

スポーツ心理学もその名の通り、スポーツを心理的側面から研究しようという分野です

例えば、スポーツが上達していく過程での心理変化や、スポーツに取り組むアスリートの心理など扱っていて、アスリートのメンタルトレーニングなどに応用され役に立っています。