ひいろのブログ

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選挙もけっきょく『顔』なのか?投票結果と印象の関係性

選挙と顔の関係性

今回は選挙結果と立候補者の印象の関係性について書いていきます。

 

第一印象に関してメラビアンの法則というものがあります。これは人の第一印象は見た目と話し方によってほとんど決まってしまうというものです。

人が表面的な部分だけで人を判断するということがよく分かる法則ですね。

さらにこの第一印象というのはその後の判断についても大きく影響します。

選挙においても第一印象というのはとても重要です。

有権者にとって候補者の第一印象というのは大抵選挙ポスターの顔写真になります。

するとやはり顔が誠実そうだったり有能そうな人がそのまま当選してしまうんでしょうか?

それでは詳しく見ていきましょう。

 

 

有権者はどの程度政治を理解しているのか?

有権者はどの程度政治を理解しているのか?

そもそも有権者は立候補者の公約についてどの程度理解しているのでしょうか?

アメリカにこんな研究があります。

2000年のジョージWブッシュとアル・ゴアが大統領選挙で争いました。この時の二人の方針内容について、12個の質問を国民にします。

すると、全問正解できた人は半分にも満たず、多くの人が間違えました。

大統領選挙というのは、国のリーダーを決める一番重要な選挙です。注目度も高く、連日ニュース番組は候補者のマニュフェストについて報道していました。

しかし、そのような状況においても、マニュフェストをちゃんと理解している国民は少なかったということになります。

では彼らは一体何で候補者を判断しているのでしょうか?

 

選挙でも外見は重要?

選挙と外見の関係性

アメリカの大統領選挙に関する面白いデータがあります。

1960年〜2000年における大統領選挙は声の低い方が100%勝利。

1796年〜2012年における大統領選挙は背の高い方が29勝17敗。

 

また、2005年の『サイエンス誌』では衝撃的な研究が紹介されました。

プリンストン大学のトドロフ博士らは、学生の集団に二枚一組の写真を見せて、直感的に『どちらの人物が有能か?』という質問に答えてもらうという実験を行いました。

実はその写真に写っている人物は民主党と共和党の議員候補者で、どちらか片方だけが当選していました。

すると、学生らが有能と判断したうちの72%は、実際に当選した議員という結果になりました。

これらのデータから、有権者の中には外見や声といった表面的特徴で投票を決めてる人も多いのではないかと思われます。

ちなみに私たちが有能そうと感じる外見的特徴については国によって差があります。

例えばアメリカだと、髭を生やしていない人より生やしている人の方が有能に感じるようです。

 

選挙カーって意味あるの?

今回のテーマとは少しずれるんですが、個人的に疑問に思っていたので、調べて見ました。

これについては、関西大学社会心理学研究センターの三浦麻子・文学部教授と稲増一憲・社会学部准教授らの研究グループが調べていました。

その研究によると、選挙カーは候補者の好感度上昇には繋がりませんが、候補者への投票には繋がるらしいです。

正直選挙カーってうるさくて逆効果なんじゃないかと思っていたので、好感度が上がらないという点については納得でした。

しかし、投票には一定の効果があるんですね。

名前を聞いたことがない人よりはある人に入れようってことでしょうか?

 

 

おわりに

今回紹介した研究結果はほとんどアメリカで行われたものでしたが、日本だから大きく異なるってことはないように感じます。

実際周りにいる選挙行った人に、なんでここの投票したの?って聞いても、曖昧な返事が返ってくることがほとんどですからね。

選挙ポスター見て、『この人誠実そう』とか『この人美人だから応援しよう!』っていう見た目の印象で投票してる人も多いんじゃないかと思います。

一回顔を隠して選挙とかやってみたら面白そうですね。

そうしたら今度は『加藤』とか『佐藤』みたいなよくある苗字の人が勝つんですかね?