ひいろのブログ

心理学を中心に有益な情報を発信していきます

バンカ島事件 オーストラリア政府が嘘?

バンカ島事件 嘘

第二次世界大戦中に起きたバンカ島事件ですが、今まで多くの不審な点がそのままにされていました。

しかし、歴史研究者の働きによってその真実が徐々に明らかになりつつあります。

事件の真相は一体どのようなものなのか?なぜオーストラリア政府は真実を隠していたのか?今回はそれらについて探って行きます。

 

バンカ島事件とは?

そもそもバンカ島事件とはどのような事件なのでしょうか?

日本の世界史の教科書にも載っていないため、知らない人が多いと思います。

 

バンカ島事件とは、1942年にオーストラリア人の女性看護師団が日本軍によって殺害された事件です。(『バンカ島虐殺事件』とも言います)

日本軍は女性看護師団を海に入って死ぬように命令し、それに従わないものを機関銃によって銃殺しました。

 

今まで議論となっていたのは女性看護師団が銃殺される前に日本人兵士による集団強姦が行われていたのかどうかというところです。

 

生き残った女性の証言

この事件を語る上で重要なのが、唯一生き残った看護師団の女性、ヴィヴィアン・ブルウィンケルさんの証言です。

 

ブルウィンケルさんは銃撃によって腹部に銃弾を受けるも致命傷には至らず、その場で死んだフリをしてかろうじて生き残りました。その後ジャングルに逃げ延び、戦争捕虜となった後オーストラリアに帰国しました。

 

彼女は生前友人などに看護師団の女性らが暴行された事を語っていましたが、それを公にする事はありませんでした。

一体どうしてでしょうか?

実はオーストラリア政府が真実を隠すようにしていたようです。

 

 

 

 

 

なぜオーストラリア政府は嘘をついていた?

オーストラリア政府が真実を隠そうとした理由については2つほど考えられます。

まず1つ目は女性看護師団に退却命令を出さなかった事への批判を恐れたからです。

同じ年のバンカ島事件の少し前に、日本軍のイギリス人看護師を集団暴行するという事件がありました。

 

オーストラリア政府はこの事を知っていたのにもかかわらず、退却命令を出さず、このような悲惨な結果を招くことになってしまいました。

バンカ島事件でも集団暴行があったということが公になり、そのことについて政府が国民から批判される事を恐れたのでしょう。

 

2つ目は被害者遺族への配慮です。

現地では女性が暴行されるということは、死よりも酷い運命とされ、不名誉なことと考えられていました。

 

女性看護師団の死で悲しみにくれる遺族たちが、彼女たちが殺害前に暴行されていたことまで知ってしまい、さらに苦しむことを避けたかったのだと考えられます。