ひいろのブログ

心理学を中心に有益な情報を発信していきます

勉強中に音楽を聴くのはNG?

f:id:highly-elite:20190308130411j:plain

出典 pakutaso.com

こんにちは!トエリです!

東大生の僕がこんな事言うのもアレとは思うんですが、勉強ってぶっちゃけ面白くないですよね笑 正直僕も色々工夫しないと勉強を楽しめません。勉強をつまらなくしている要因としては「受動的な態度」「将来役に立つのか不透明」「大人から強制されている」「教師の魅力、能力の無さ」など色々考えられます。

 

しかし勉強というものは僕らが人間として成長するためには無視出来ないもので、それから逃げる事はほぼ不可能ですから、上手な付き合い方を模索しなければならない訳です。その一例として多くの人が思い描くのは音楽を聴きながら勉強するというものではないでしょうか。

「自分の好きな曲を聴く事で今まで苦痛だった勉強の時間が少しだけマシになった!」

「ジャズを流しながらだとなんか集中できる」

といった経験をした事がある人は少なくないと思います。

 

今回はこの「音楽を聴きながら勉強する」というものが本当に良い付き合い方なのかどうか書いていこうと思います。

 

 

 

歌詞のある曲

 

音楽といっても色々な種類がありますよね!大きく分けると、歌詞のあるものとないもの。細かく分けると「JPOP」「クラシック」「ロック」「ジャズ」から「民族音楽」まで、キリがないですね。まずは歌詞のある、ないで区別してみましょう。

歌詞のある曲、つまり歌を聴きながら勉強するというのはどうなんでしょうか?結論から言うとNGです。言葉のように意味のある音が耳に入ると、人間はどうしても反応してしまいます。そのため歌を聴きながら勉強すると、脳が目の前の勉強と耳から入ってくる言葉の両方を処理しなければならなくなり、結果として注意力散漫になり、パフォーマンスの質が落ちます

歌詞のある曲を聴きながら作業するって、極端に言うと一方的に誰かに話しかけられながら作業している事と等しいんですよね。誰かに話しかけられながら集中出来ますか?僕は無理です。聖徳太子なら可能かもしれませんが、どちらにせよ集中力の無駄遣いであることに変わりはないです。

では歌でもノンボーカルバージョンではどうでしょうか?これも経験上NGです。耳に入ると同時に脳が勝手に歌詞を付けてしまうんですよね。むしろボーカル有りよりも集中できないかもしれません。

 

 

歌詞のない曲

ではBGMのような歌詞のない曲はどうでしょう?これはEDMのようなアップテンポなものとジャズや自然環境音といった緩やかなものに分けて書いていきます。

 

アップテンポなBGM

 

アップテンポな曲といえば都会のクラブなどで流れているイメージ。凡そ勉強からは縁遠いものと思いがちですが、実は僕らの作業を助けてくれます。

メロディーのテンポが速いBGMが与える効果は単純です。僕らのテンションを爆上げしてくれます。テンションの上昇はモチベーション向上に役立ちますが、脳のパフォーマンスを少々下げてしまう事が研究によって示されています。そのため、暗記や難しい課題など、高度な集中力や思考力、創造力を必要とする場合には向きません。一方でそうした脳の機能を必要としない単純作業的な勉強には効果的です。

例えば学校で出された簡単な課題、すでにやり慣れている計算演習をしている時はぜひアップテンポなBGMを流してみましょう!

 

緩やかなBGM

 

最近はカフェや静かなレストランで勉強している若者をよく見かけます。僕もその一人ですが笑。このような行動の裏には、「お洒落な場所で勉強してる俺(私)カッコイイ!」といった心理もあるかと思いますが、単純にカフェや静かなレストランの環境に快適さを感じているからというものもあると思います。この快適さの一端を担っているのは店内に流れる穏やかなBGMでしょう。動画配信サイトで【作業 BGM】と検索すると「カフェBGM」なんて動画が上位に出てくる事からも分かります。

 

では「カフェBGM」、つまりジャズや一部のクラシックなどの緩やかなBGMは僕らにどういった効果をもたらすのでしょうか。こちらはアップテンポなBGMとは逆に心を落ち着かせ、集中を助ける働きがあります。そのため暗記や思考力を要する問題に取り掛かるときに流すと効果的です

 

ただこの時一つ注意点があります。BGMの音量は小さめに設定しましょう。あくまでBGMが僕らの集中力を高めるのは最初の段階です。その後はBGMが流れている事に気付かないくらい作業に没頭する事が理想的です。ですからBGMの音量はギリギリ聞こえるくらいの大きさにしましょう!

 

 

勉強における音楽の有効利用

次にさっき紹介した利用法とは別の音楽の活かし方について書いていきます。

皆さん「キャンディ効果」って知ってますか。次のような心理学の実験があります。

 

医者の集団を3つのユニットに分け、それらをA,B,Cとしましょう。

Aの医者達には何もしません。

Bの医者達には事前に医療関係の記事を読んでもらいます。

Cの医者達には事前にキャンディをあげました。

その後医者達に架空の患者の症状や病歴を読み上げ診断させます。

するとCの医者達はA,Bに比べ2倍の速さでしかも正確に診断しました。

 

この実験から結論付けられることは仕事に取り掛かる前に気分を良い状態にした方が作業が捗りやすいということです。これを実験で使われたキャンディにちなんで「キャンディ効果」と呼びます。

 

これを勉強に応用してみましょう。勉強を始める前に、「今日は気分が乗らない…」「この教科嫌だな…」と感じるときがあると思います。そういう時は勉強前に自分の好きな曲を一曲聴くようにしましょう!そうすれば気分が晴れて勉強が捗りやすくなるはずです。勿論この時に聴く曲は歌詞があってもなくても構いません。

 

 

ここまで紹介した通り音楽とは上手く付き合う事が出来れば僕らのパフォーマンスの質を上げてくれる一方で、間違えた付き合い方をすると下げてしまうこともあります。この記事に書いた以外にも良い付き合い方はあると思うので、ぜひ自分で考えて見てください!そんじゃまたね。